お茶はもともと日常生活の中で、最も気軽に飲める飲料であったらしく、中国でも愛飲された国民的飲料でした。
お茶は栄西禅師によって日本に輸入されたと伝えられていますが、日本でも国民的飲料となりました。栄西禅師の著「喫茶養生記」にも、お茶は健康にもよりことが記されています。最初は薬用として用いられましたが、後世には一般に栽培され、だれでも飲むことができるようになりました。
ところで、昔禅宗寺院で行われた説法を茶話(さわ)と言いました。また、住職が自分の部屋でお茶を飲みながら修行僧に思いつくままに説法する、夜間の茶話を別に「夜話」とも言いました。
今日「文壇夜話」という用語がありますが、これは夜、集まって酒を飲みながら文学界のよもやま話を気軽にすることを言うようです。この場合、本来の夜話とはずいぶん意味が異なり、飲み物がお茶から酒に代わっていることも興味深いものです。
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